(正)ベートーヴェンの作品は、全て名曲である。
「エリーゼのために」は、ベートーヴェンの作品である。
だから「エリーゼのために」は、名曲である。
(誤)ベートーヴェンは、重々しい曲だけを作った。
「エリーゼのために」は、ベートーヴェンの作品である。
だから「エリーゼのために」は、重々しい曲だ。
※ベートーヴェンの作品には「エリーゼのために」のように、軽い曲もあります。
このような考え方を、演繹法(えんえきほう)と呼びます。
演繹法の場合、間違った前提に立つと、結論も誤るという欠点があります。
別の考え方もあります。
(正)「エリーゼのために」は、名曲である。
「月光」は、名曲である。
「悲愴」は、名曲である。
これらの曲は、ベートーヴェンの作品である。
だからベートーヴェンの曲は、名曲である。
(誤)「運命」は、重々しい曲である。
「悲愴」は、重々しい曲である。
「エグモント序曲」は、重々しい曲である。
これらの曲は、ベートーヴェンの作品である。
だからベートーヴェンの作品は、全て重々しい。
このような考え方を帰納法(きのうほう)と呼びます。
帰納法の場合、多くの事例を知らないと、
誤った結論を出してしまうという欠点があります。
演繹法も帰納法も大切な考え方ですが、
間違った結論を出さないように、注意が必用です。
私のブログも、両方の良いところを取り入れて
バランス良く書いていきたいと思います♪