「悲愴」…悲しくいたましいこと。
逆の言葉に
「欣快(きんかい)」…喜ばしく気持ちが良いこと。
があります。
喜ばしく気持ちが良い方がいいはずなのですが、
音楽の世界には「欣快」という曲名はなく、
「悲愴」というタイトルの曲名がいくつかありますね!
以前、ベートーヴェン作曲のピアノソナタ「悲愴」をご紹介しましまが、
チャイコフスキーにも、有名な
交響曲第6番「悲愴」
があります。
どちらも第3楽章までの構成が、とても似ています。
第1楽章では、重く不安な感じ。
第2楽章では、ゆるやかで、甘美な旋律。
第3楽章では、軽快な曲想。
私がこの2曲でおすすめしたいのが、第2楽章です♪
第2楽章は、ベートーヴェン、チャイコフスキーともに
美しい旋律で、うっとりとしてしまいますが、
ベートーヴェンは4分の2拍子に対して、チャイコフスキーは
めずらしく、4分の5拍子なのです。
この2曲、全体を通して聴いてみては、いかがでしょうか?